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超定番JHS「Morning Glory」はさすがの超名作だった

超定番のJHS「Morning Glory」を購入しました。トランスペアレント系として必ず名前の挙がる名作です。中音域を持ち上げたり低音をカットせず、少しの味付けながら、それが絶妙に決まっている印象です。アンプのセッティングが決まっていれば、そこに歪みを上乗せするような使い方ができ、弾いていて楽しいです。以前はジュリアン・ラージが使用していたことが知られており、ファンも必見です。

JHS Morning Gloryでジュリアン・ラージのサウンドを再現する

ペダルオタクであるジョシュによる渾身のODである「モーニンググローリー」

 JHSの代表であるジョシュは世界的なペダルコレクターの1人と言ってよいでしょう。古今東西の名ペダルから迷ペダルまで試してきたジョシュが、その知見を総投入して「最も好きなOD」に仕立て上げているのがモーニンググローリーです。

 モーニンググローリーはトランスペアレント系に分類され、ベースはマーシャルのブルースブレイカーとなります。このことはジョシュがそのように述べています。歪みの質はブルースブレイカー譲りの「ジリッ」とした質感です。

モーニンググローリーを購入したきっかけ

 元々、名作と知られていたので気になる存在でした。購入を決めたのは、自分が好きなギタリストであるジュリアン・ラージが以前使っていたからです。最近は使っていないようですが。

 今は使っていないとはいえ、過去の音源を参考にすればそれっぽい音が作れるのではないか?と考えた次第です。

改良が続けられてきたモーニンググローリーのV4の特徴

 モーニンググローリーと名付けられたペダルはかなり昔から存在し、2024年最新ではV4(Ver4)となっています。V4の特徴は、ケースサイドにハイカットモードスイッチがあること、ゲインスイッチが表面にあること、ゲイン切り替えを外付けフットスイッチの入力が備わっている点です。

 細かいところでは、内部昇圧がされていること、バッファードバイパスになっていることが、過去モデルに対して異なっている点となります。

JHS「モーニンググローリー」レビュー

 モーニンググローリーの歪みは、ブルースブレイカー系の特徴を引き継ぐ、ジリッとした歪み感が特徴です。ブルースブレイカーを始祖とするトランスペアレントな特徴を引き継いでおり、低音域は自然に残っていて、高音域もすっきり、トーンを上げるとジャリっと出てきます。かなり低い低音は少し持ち上がっているような感触もありますね。これは他のペダルがカットしているから相対的にそう感じるのか、実際に持ち上がっているのかは不明です。たぶん、積極的に持ち上げていないけどゲインを上げたことで増えているといったところだと思われます。ブルースブレイカーも意外と低音が出ているので、その傾向を引き継いでいるのだと。

 ゲインスイッチをハイゲインモードにしても、それなりの出力のPUの組み合わせなら、それなりに歪む程度で「ハイゲイン」ってほどの感じはありません。あくまでも、オーゲインODの範疇でハイゲインという意味です。

ハイカットオフ

 ハイカットオフで、ハイゲインモード、トーンもゲインも12時に設定してストラトのネックPUでローコードを一発鳴らすと、バランスが良く、キレのある、明るいオーバードライブサウンドが飛び出してきます。もともとモーニンググローリーは、TS系などと比べて明るく、ギラッとした鋭さのある歪みが特徴とされているので、ハイカットはオフで使われる方の方が多いのでは?と思います。

ハイカットオン

 ハイカットをオンにすると、結構ダークになり、甘く、太いサウンドになります。トーンが割とミッド寄りのところから効くイメージなのに対して、ハイカットは鋭い成分を抑えるような役割のようです。ハイカットをオンにすると、かなりソフトなトーンになります。トーンを上げても抜けが悪く、軽く歪ませたアンプの低音域を整理しながらプッシュするような使い方が難しくなります。

モーニンググローリーでジュリアン・ラージの音を出したい

 先に書いた通り、私はモーニンググローリーを使ってジュリアン・ラージのサウンドを狙っています。とはいえ、本人もいつも同じ音というわけではないのですが…。イメージはこれ↓です。機材はヴィンテージのFender Champだけかもしれませんが……Champをここまで歪ませようとすると、結構音量出さないとだめなので、モーニンググローリーを挟んでいるような気もします。

 この感じを出そうとすると、ハイカットスイッチはオンにします。このNocturneの演奏はかなり丸い音なので、汎用性を考えてトーンは10~11時ぐらいにしておき、ギター側のトーンを絞ったりしています。ゲインはハイゲインモードの11~12時ぐらいにして、ギターのボリュームを少し絞って、強く弾くと歪むくらいに調整します。

 同じになる!とは言いませんが、サウンドのマッチングが良く、テレキャスのアコースティックな雰囲気がよく出つつ、僅かに歪みが載る感じで弾いていて心地よいです。

 注意点としては、トランスペアレントだけあって、アンプの設定が決まっていないと良い感じになりにくいです。ペダルOFFで良いクリーンを出した上で、ほんの少し味付けをして、歪みを上に載せるようなイメージで音作りができると良い結果が得られることでしょう。個人的にはシングルコイルと組み合わせるのが好きかなぁ。

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