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HERCULES(ハーキュレス)のギタースタンドをラッカー対応にするカバーが販売されています

評価の高いHERCULES(ハーキュレス)の吊り下げ式ギタースタンドGS414B PLUSを愛用しています。HERCULESのスタンドは公式にはラッカー非対応とされています。安いスタンドよりもラッカーへの攻撃性は低いと巷では言われていますが、夏場に置いておくのは気になります。調べると、HERCULESのロック式スタンドに取り付けるカバーが販売されていることが分かり、購入してみました。

愛用しているHERCULES GS414B PLUS

(左)HERCULES GS412B PLUS (右)HERCULES GS414B PLUS

 HERCULESのスタンドは、GS412B PLUSとGS414B PLUSを所有しています。変形ギターでなければGS414B PLUSの方が安定性が高くてお勧めです。ロック部分の作りが他のロック式スタンドよりも安定しているし、脚の安定性も高いので、ギタースタンドとしてはぶっちぎりにオススメです。

ラッカー塗装のギターがスタンドで「スタンド焼け」が生じる理由

 先に、ウレタン塗装とラッカー塗装の違いをおさらいしておきます。ウレタン塗装は化学反応によって樹脂化させて硬化させます。つまり塗装の膜は化学反応によってできたものです。一方、ラッカー塗装は、ニトロセルロースという樹脂をラッカーで溶かして、ラッカーが揮発することで樹脂の膜が残るものです。よって、ウレタン塗装を溶かすことは難しいですが、ラッカーは樹脂を溶かす化学物質によって溶けて液体に戻すことができます。とても大雑把に解説しています。

 そのため、ラッカー塗装のギターに、ラッカーを溶かす物質の入っている何かを接触させるとギターの塗装が溶けてしまったり、あるいは相手を溶かしてギターに付着してしまったりします。これがラッカー塗装のギターで発生する「塗装溶け」「スタンド焼け」です。

HERCULESのスタンドは基本は「ラッカー非対応」

 アメリカのYoutubeを見ていると、たまにショップでHERCULESと思われるスタンドをラッカー塗装のギターに使っているのを見たりします。しかし、HERCULESは公式では「ラッカー塗装には対応しておりません」と記載されています。

※公式サイトより(画像は公式サイトにリンクしています)

HERCULESのスタンドをラッカー対応にするGID ギタープロテクター

 そんな中で、最適なギタープロテクター(スタンドカバー、スタンドブラ)が販売されています。

シルエットしか映っていませんが、完全にHERCULES用です。いわゆるギターブラとか呼ばれるツヤツヤした素材でできています。公式サイト(サイト内のReleaseをご覧ください)でもラッカー対応が謳われており安心です。(長期間の使用は止めましょうとも書いています)

HERCULESをラッカー対応にするカバー

これは完全に専用設計ですね。フィット感は完璧です。完璧すぎて取りつけにコツが必要なほどです。

 毛足が長いタイプとなっており質感も良いです。縫い目の部分も柔らかいです。製品としての作りが良い印象。カバーの分だけロック部分の幅が少しだけ狭まるので、ヘッドの小さいテレキャスで安定性が高まったようにも思います。

 おすすめです。

ロック部分だけのカバーも販売されています。良心的。

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