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Seymour Duncan Custom5のレビュー

YAMAHA パシフィカ PCA611VFMに搭載されているSeymour Duncan Custom5 TB-14のレビュー

 YAMAHA パシフィカシリーズの中には、リアハムにはSeymour Duncan Custom5 TB-14が搭載されたモデルがあります。カスタム5はパシフィカのように純正採用されることの多いハムバッカーですし、リプレイス対象として話題に上がりやすいハムバッカーです。

 そこで今回は、PAC611VFMに搭載された状態のカスタム5についてレビューします。

Seymour Duncan Custom5 TB-14とSH-14について

 Seymour Duncan Custom5というか、セイモアダンカンのハムバッカーは同じ番号でSH-○○とTB-○○の2種類がラインナップされていることがあります。これは、超大まかに言ってSH-はレスポールやフロント用(50mm)でTB-はストラトやテレキャスのブリッジ用(53mm)です。何を言っているか分からない人はお店の人に相談した方が良いです。ここでは省略します。

大前提としてギターによって音が変わる

 大前提として、ギターの特性によって同じピックアップでもサウンドが変わってしまうので、その点は考慮する必要があります。私のパシフィカはコンパクトなボディーの割にそこそこ重く、ウィルキンソンのブリッジはシャランと軽やかな鳴りがあり、6弦側のネックとボディーの接合もコンパクトであることから、低音域が締まっていて低い低音が控えめ、中音域から高音にかけて芯のある硬いサウンドの方向性です。マウント方法がアルミエスカッション固定で、リジッドマウント(リジッドマウントはスッキリハッキリする傾向)に近い取り付けです。

Seymour Duncan Custom5のレビュー

 パシフィカを手に取ると感じるのが「安心感のある使いやすさ」です。この安心感は、リアに搭載されているCustom5によるところは大きいです。

 アンプをいつもの「クリーンで悪くないセッティング(フロントで弾くと気持ちが良い設定)」にしてブリッジのCustom5に切り替えた時、パリッと硬めのリアPUらしい音であり、ギャリギャリしすぎないバランスで出てくれます。ローゲインでキレのあるバッキングが出しやすいです。

 また、歪ませたいなと思ってディストーションを適当に設定すればしっかりと歪んでくれる程よいパワーがあります。このパワー感が便利で、出ている帯域が全体的に歪み、コンプレッションが効いて弾きやすさもあります。

 そしてサウンド。基本的にCustom 5のサウンドは『パワーがあり、ローミッドからミッドに適度な厚さがあって高音域の硬さが載る』です。一方、ハイパワー系のローミッドが充実したストラト用リアハムと比べると、硬く、すっきりとしたサウンドと感じることでしょう。カスタム5は、クランチぐらいまでは中高音域がかなり明瞭で立っています。

 歪ませたときにローミッドからミッドの厚さが持ち上がってきて、ハイゲインで歪ませたときにズンと重さがあり、モッチリとしたミッドが感じられます。その状態でも中高音の硬さが有って抜けが良いです。パワーがあるので「低音弦のリフはしっかり歪んでいるのに、ソロでは歪みが足りない」という感じも無く、扱いやすいです。この扱いやすさ故に、ちょっとニュアンスが出ないと感じる人も居るかも。

 また、ローの厚いハイパワー系と比べて低音域(かなり低いロー)が控えめであるので歪みの潰れが出にくいのが、CUSTOM 5の気に入っているところです。ハイゲイン設定したMesa Boogie Mark 5:25に繋ぐと、「ザクザク」した締まったサウンドとなりやすい。良い。

カバード仕様がオープン仕様か選ぶ

 今回のレビューは、カバード仕様のCUSTOM 5です。しかも、軽やかになりやすいウィルキンソンブリッジに、重めのアルダー、メイプルトップ、ほぼリジッドマウントという組み合わせで、どちらかというと低音の締りが良く、ハイが立ちやすい組み合わせと考えます。(ミドルスケールで若干マイルドになってるかも。)

 ここにカバード仕様が組み合わさって、良い具合に鋭くなりすぎないようにバランスされている可能性があります。オープン仕様だと鋭くなりすぎるかも。所有ギターの仕様と見比べながら検討ください。

とにかく使いやすいSymour Duncan CUSTOM 5の比較

 Symour Duncan CUSTOM 5は、ゲインが高く、カリッとしていて抜けが良く、低音もしっかりとあって厚みがあって、使いやすいハムバッカーです。モダンハイゲインメタルは低い低音域はすっきりである方が意外と使いやすいそうで、これにもマッチします。

※ちなみに、Solar Guitarsがダンカンに依頼して作らせている別注ハムバッカーはカスタム5をベースにしているらしい。

 モダン系ですっきりとした傾向で、ローゲインからハイゲインまで使いやすいハムバッカーを探しているなら、候補に入れる価値のあるハムバッカーだと思います。

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