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CHASE TONE 「SECRET PREAMP」レビュー

良質なFUZZペダルで知られるCHASE TONEの「SECRET PREAMP」をレビューします。SECRET PREAMPは、以前はフーチーズさんで取り扱われていたようですが、現在は日本では流通していないペダルです。エコープレックスのプリアンプ部分を模しており、サウンドに立体感を与える点が特徴です。また、FUZZの後ろに配置することで音をまとめてくれるFUZZ受けの良さも高評価です。

CHASE TONE「SECRET PREAMP」を買ったきっかけ

 エコープレックス系のプリアンプやブースターを探しているときに、CHASE TONEのSECRET PREAMPを見つけました。SECRET PREAMPはベースとなったエコープレックスの回路を再現しており、オリジナルにちかいNOSトランジスタを使用しているらしい。

 同じようなコンセプトで大人気のEPブースターは、ベースは同じだけど味付けが濃くて、「そこまでの味付けは要らないのだよな…」と考えていたこと、そのほかにいろいろと同様のコンセプトの物はあるけど、意外と音が固くて好みでなかったりすることから探してゆく中で、SECRET PREAMPにたどり着きました。

CHASE TONE「SECRET PREAMP」って何?

 現在は日本に導入されていないようですが、以前はフーチーズが取り扱っていたようです。CHASE TONEはヴィンテージのファズのリイシューで人気のあるブランドで、古い時代の製品の質感にこだわって製作していることが評価の高いアメリカのブランドです。創設者はKyle Chaseさん。個人通販で購入するとKyleさんが対応してくれます。ものすごく紳士的で、信頼できます。

 SECRET PREAMPは、トランジスタで作られたエコープレックス(EP-3)のプリアンプ部分に着目した製品で、NOSのトランジスタやその他の高品質な部品を使って製作されているらしい。EP-3といってもバージョンや個体差が大きいらしく、「Kyleさんが、良いなと思った個体のトーンの方向に寄せる」ことがテーマになっているらしいです。

 ペダルチェーンの最後段に配置することが想定されており、これにより、広がりのある立体感のあるサウンドを実現すると説明されています。また、BRIGHT、DARK、MIDの3種類にスイッチで切り替えることができ、音のキャラクターを変化させることができます。この変化が、結構はっきりと分かる味付けになっています。

CHASE TONE「SECRET PREAMP」レビュー

「SECRET PREAMP」による立体感のあるサウンドが特徴

 KyleさんはBRIGHTモードがお気に入りのようで、「3Dサウンドだ!」と評価しています。実際に、クリーン(あるいは滲む程度の歪み)サウンドをSECRET PREAMPに通してクリーンアンプに繋ぐと、煌びやかさが加わって立体感が生まれます。似たような効果として29 Pedalsの「JFET」がありますが、あちらのXモードはかなり低い低音がしっかりと出るのに対して、こちらのBRIGHTは低音はそのままに、ハイミッドからハイが出てくるバランスです。DARKやMIDでは、モコモコしない厚みを加えつつ、サウンドを落ち着かせます。EP系のブースターで有名なXoticのEP Boosterの「ハイが出るスイッチをOFFにした状態」よりも、すっきりと抜けてくる感じはありますね。また、SECRET PREAMP無しよりも有りの方が立体感があり、豊かさが加わるように感じます。

もうひとつの特徴が「FUZZ受けの良さ」

 SECRET PREAMPはFUZZ受けが良いことが知られています。CHASE TONEはFUZZ FACE系ペダルのリイシューでも知られており、これと組み合わせたレビューがいくつか見られます。

 というわけで、MUFF系のRUM & COKEと組み合わせてみました。アンプはJC-120を使用し、CHASE TONEをRUM & COKEの後段に配置しました。BRIGHTモードでもFUZZ受けの効果は感じつつ、このような用途であればDARKあるいはMIDの方が良いかな?と思います。

 JC-120ではFUZZのザリザリとした成分がそのまま出てしまい、サウンド全体が“がさつ”な感じで音が散る感じになりがちです。RUM & COKEは設定幅が広いのでJC-120でも良い感じにできるのですが、FUZZによっては「耳当たりの良いサウンドにすると、そのFUZZの良さが消える」なんてこともあります。

 一方で、SECRET PREAMPを通すとザリザリが収まり、音がまとまって、厚みが出て、迫力のある、そのFUZZの魅力を残したままのサウンドを楽しむことができます。良い感じにコンプレッションも加わって、弾きやすさを感じる点も良いですね。

まとめ

 SECRET PREAMPは、ギターサウンドをちょっと良い感じにしてくれる、嬉しいブースターで、名前の通り「プリアンプ」として働いてくれます。2025年時点で新品を入手するには個人輸入が必要ですが、もし中古で見つかるようならば試してみると良いと思います。

 同系統のEP Boosterが「デジタル系アンプモデラ―の前に配置するとアナログっぽくなる」と言われていますが、同様の効果が得られます。また、EP BoosterのFUZZ受けが語られることはあまり無い(調べたら「無いことはないレベル」のようです)ように思うのですが、SECRET PREAMPはFUZZ受けも良好で、この点を期待して試す価値があると感じました。

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