評判が良く、コストパフォーマンスの良さも光るPPSE’79と、それを作るVin-Antiqueに興味を持っていました。他の物を狙って立ち寄った楽器屋で見つけ、試奏してみたら一発で気に入って購入しました。
音抜けの良さが素晴らしく、どの設定でも使える「万能性のある」使えるオーバードライブで気に入っています。
Vin-Antique PPSE’79のざっくりインプレッション
TS系オーバードライブに分類されるが、こもり感が無く音抜けが良くてカラッとした感じ。歪みのエッジは立っているが耳に痛いキツさはない。トーンとゲインの効き幅はそれなりに広いが、どんな設定でも使える万能さを持ち合わせている。
Vin-Antique PPSE’79について
京都の小規模ハンドメイドエフェクターブランドです。初作のPPSEがいきなり注目されて、続くFUZZのUFO’84も注目されています。
自分が所有するのはPPSE’79はVer.2。初登場時は1万円を切りながら音抜けの良さでポテンシャルが高いとして注目されました。昨今の値上げの波にもまれながら、2024年10月現在はVer.3となって改善しつつ1万2800円を維持しています。しかも3年保証。
PPSE’79のレビュー
操作はオーソドックスなオーバードライブの、ボリューム、トーン、ゲインの3ノブ。サウンドもオーバードライブの王道を基本としており、奇をてらわない安心感があります。
歪みの質は、エッジは立ちつつ刺さりもなく、スムース系とは違うカラッと乾いた印象です。レンジは広めで、低音はスカスカしない程度にちゃんと出ていて、高音もキレを出しつつ上手くカットして中音域の美味しい部分を持ち上げています。
特筆すべきは、どの設定でも「使える」サウンドであること。気に入っているのがトーンMINでゲインMAXの設定です。よくあるのはモコモコモーモー鳴るだけになりがちですが、PPSEはオーバードライブのキレを残しつつ、カッティングの時の厚みや迫力が出て良いです。デカいキャビネットの響きが出ているような印象です。ゲインを上げると高音域が持ち上がっているような印象もありますね。
さすがにトーンもゲインもMAXだとキンキンしますが、ギターやアンプの組み合わせ、後段のエフェクターによっては使える範囲かもしれません。
ゲインMINでクリーンブーストした際、トーン9時位置ぐらいでON-OFFの音の変化が小さいかな?と感じます。この辺りが味付けのキモでは?
エフェクターはこれから買う初心者の人はこれから入れば、オーソドックスなODとして用途を変えつつ長く使えますし、いろいろと試してきた趣味人も満足できる仕上がりになっています。
2024年10月に振り返ってみて
さんざんオーバードライブを買って、TS系も買って、たまにPPSE’79を弾くと、やっぱり良いなと感じます。軽やかで音抜けの良い感じが好きです。TS系を前面に出したコンセプトのモデルだと中音域もっちりで量感が無いとダメだし、TSのMOD系だと低音を出したがるので、意外とこの軽やかさが出るものって探しにくく、良さを感じます。デザインも良い点は飽きが来ない理由にもつながります。
良いというか、くそ高いTS系を買って分かってきたことですが、PPSEの歪みの立体感はちょっと乏しいかなぁ~と感じることも出てきました。クリーンなアンプに滲むぐらいのゲインで弾いた時に、良いとされるTS系と比較するとどうか?という感想です。とはいえ、立体感があれば良いかというわけでもなく、定価1.3万円のモデルにそこまで求めるのは酷でしょう。そこまでマイナスに考えなくてよいです。歪んだアンプをプッシュするなら立体感も必要でないと思います。4倍ぐらいする超人気モデルでも立体感の無いものがありますし。
総じて、非常におすすめなオーバードライブです。
コメント