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JHS MORNING GLORY CLEANの試奏[MORNING GLORY V4との比較]

Julian Lageが使用していた(今も使用している?)ということで購入したJHS Morning glory V4はシングルコイルとの組み合わせが好みで、お気に入りの1台となっています。そして、JHSは、Julian LageとMorning gloryの魅力について会話したことを参考にして、MORNING GLORY CLEANを発表しました。ということで、気になったので試奏させてもらいました。

JHS MORNING GLORY CLEANを試奏したきっかけ

 最初に書いた通り、Julian LageはMORNING GLORYを愛用しています(いました?)。そして、Julian LageのライブをJHSのジョシュが観に行った際に、MORNING GLORYの魅力について話し合い、そこから得たインスピレーションをMORNING GLORY CLEANとして形にした、というストーリーになっています。具体的には、「オーバードライブに求めるものは?」というやり取りを経て、Morning Gloryをさらに進化させたものが、MORNING GLORY CLEANとなります。

 私もMORNING GLORY(私の所有はV4)を愛用しており、ピッキングニュアンスについてくる感触が良いと感じています。Julian Lageはかなりクリーン寄りで弾くタイプのギタリストですので、クリーンから僅かに歪んだところの魅力にフォーカスしたモデルだと予想しています。

 というわけで、このような「クリーンと歪みを行き来する領域」に注目したのではないか?と思われるMORNING GLORY CLEANが気になったわけです。

島村楽器さんで試奏させてもらいました

 ちょうど、欲しいペダルボードが行きつけの島村楽器さんに有ったので「これ買うついでに、試奏させて」とお願いしました。そんなことしなくても弾かせてもらえると思いますが、そこは、譲り合いの精神です(何?)。アンプはJC-120で、Suhrピックアップを載せたSAITO S-622CSで試奏しました。

MORNING GLORY CLEANの試奏レビュー

MORNING GLORY CLEANの全体レビュー

 MORNING GLORY CLEAN(以下、CLEAN)と、所有のMORNING GLORY V4(以下、V4)を並べて弾き比べました。

 まず、CLEANの操作系について。CLEANは、原音を混ぜることがコンセプトとなっています。特徴的なのがCLEANノブの動きで、これを上げると出力されるサウンドのクリーンの割合が増えて、MAXだと、おそらく100%が原音(を少し整えた感じ)になります。(少なくとも90%は原音) ここからCLEANを下げてゆくと、MORNING GLORYの歪みサウンド100%へと変化してゆきます。

 CLEAN MAXで、キラッとすっきりと整った感じがあります。CLEANが0で、GAIN MAXでも歪みは少な目で、V4のノーマルゲインに近い感触です。CLEAN MAX、GAIN ほぼMAXからCLEANを下げてゆくと、原音の周りに歪みサウンドがまとわりつく感じ。アンプ側でリバーブをかけていたからか、原音だけが浮く感じは控えめでした。個人的にSuhrのV63+のサウンドが好みで、JC-120との組み合わせも悪くないので、「嫌いなクリーンが残る」という感覚が無かったのかも。人によっては、原音と歪みサウンドが馴染まないと感じることも、やっぱりあるかも。

 TONEはMORNING GLORYの歪みに対して効く構造で、TONEを上げればジリジリとして鋭さのある歪みが載ってきます。

MORNING GLORY CLEANとMORNING GLORY V4と比較

 最初に、CLEANを絞った状態だと、V4とかなり近いです。V4と行き来しますとちょっと違う感触もありますが、個体差とか、製造時期の差とか、それぐらいの違いと言ってよさそうです。

 CLEANノブを少しでも上げた状態と比較すると、V4は全ての信号が歪みを通るので、僅かに奥まったような、マイルドになったような質感があります。ボリュームを上げれば音が前に出てくるので不足はありませんが、透明感や解像度という観点ではCLEANの方がありそう。CLEANの方は、シングルコイル特有の鋭い立ち上がりやキレの良さが良く出てきます。

 差を感じるのはTONEを絞ったときです。Julian Lageのサウンドって、丸いんだけど、クリーンのような弦の響きが載っていて、再現が意外と難しかったりします。V4では、TONEを絞りすぎると弦のプリンとした響きが出なくてモヤっとしがちだし、ニュアンスもマスクされた感じになります。一方のCLEANでは、TONEは歪み側にしか効かないので、TONE絞りきりでも弦のアタックや弾ける感じ、プレーン弦のニュアンスが残ってくれます。ですので、いわゆる「クリーンと歪みの間を行き来する」というニュアンスと少しことなるのですが、ピッキングの違いが出やすいという意味ではCLEANの方が一枚上手に感じました。

 CLEANの方で、GAIN高め、TONE絞りで弾くと、原音の周りにTONEを絞った太く、温かい歪みがまとわりつく感じで、これはV4には出せないサウンドです。

MORNING GLORY CLEANを選んだ方が良い人とは?

 以上の比較から検討して、MORNING GLORY CLEANは、クリーンサウンドに重きを置く人が選ぶべきと感じました。ゲインを上げた状態を求めると、CLEANはハイゲインモードが無く、しかもCLEANノブを絞ってゆかないと歪みサウンドが出てきません。そのため、ゲインの頭打ちがあり、しかもMORNING GLORY CLEANの特徴であるCLEANを上げることができないということになり、このような場合はV4の方がよさそう。

 個人的に所有するなら、CLEANの方は、CLEANノブを上げ目、GAIN高め(でも、CLEANを上げているから歪みは少ないローゲイン)、TONE絞り目で、クリーンサウンドの周りや背景に歪みによる倍音が広がって、厚みを出すような使い方をしたいと感じました。TONEを上げてももちろんよし。

 で、お前は買わなかったのか?という点なのですが、同時に弾いたVirtues arcaが良すぎて、そっちが欲しくなったため、いったん保留しました。Julian Lageごっこをするためのブラックガードを持ち込んで、MORNING GLORY CLEANは再検討したいと思います。

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